20110211

回復?学習?代償?教育?・・・根拠は?






AMPSのソフトが昨年新しくなりました。
今回は、味噌汁を作る課題や、電子レンジの使用など、
今までより日本人の生活にフィットした課題が追加されています。
課題が追加されたということは、標準化されていない課題を
AMPS発展の為にデータ収集してくれたセラピストと
クライエントがいたということ・・・本当に感謝です。
そろそろアップデートしようかな・・・


さて、昨日から日本で何が行われているか知っていますか?


昨日から、OTIPMの講習会が開催されています。
しかも、講師はAMPSの生みの親、Ann Fisherさん本人です!


僕も介入モデルとしてはいつもOTIPMのフローを頭に描いていますし、
自分で作成したアセスメントシートも、自由に使えるように職場に置いています。



                         



でもあくまでも独学の範囲であり、書籍も洋書しかありません。
しっかりと勉強したいと思っていたプロセスモデルです。


今回、ADOC:projectリーダーのtomoriさんが参加していますが、
Fisherさん・・・かなり熱いらしい!!!


以前、FC2でブログを書いていた時にも触れましたが、
面接をして、クライエントの意味ある作業を共有しても、
その介入内容の選択は、セラピスト個々の経験のみで
判断されていることが多いのではないでしょうか?


意味ある作業を共有して、その遂行の質をAMPSで評価したら、
OTIPMで介入モデルを選択して実際の介入を行う・・・
そしてその結果を再びアセスメントして、介入モデルを修正していく・・・


クライエント個々にとって意味も形態も機能も異なる”作業”・・・
だからその介入内容が妥当であったかどうか?
客観的に判断することは困難です。


もしも違う介入モデルを選択していたらどうなっていたかなんて
誰もわかりませんからなおさらです。






①その作業を選択したことの根拠は何ですか?・・・



②その作業の遂行上の課題は何ですか?・・・



③その介入モデルを選択したことの根拠は何ですか?・・・



この工程の全て、または一部をショートカットしても
誰も気付きません・・・


気付けるのは自分だけです・・・







トップダウンのトップってADLかな・・・ ADOC


6 件のコメント:

  1. OTIPMは何と読むのでしょうか?

    吉川ひろみの本に少し載っているのみで、なかなかOTIPMの情報を得られないのですが侍OTさんはどのように勉強されているのでしょうか?

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  2. ぷーさん はじめまして。

    いくつかのブログで、ぷーさんが非常に冷静で明晰なコメントや質問をされていたのを以前から拝見しておりました。私のブログにコメントしていただきありがとうございます。

    OTIPMですが、occupational therapy intervention process modelの略ですね。確かに書籍では、COPM・AMPSスターティングガイドなどで少し触れているだけでしょうか。

    私は、AMPS講習会を受講した際にOTIPMの概説を習いました。その後臨床で活用したいと思い、書籍を探したのですが、まだ日本語化されたものがなく、洋書を斜め読みしながら勉強した程度です。tomoriさんがブログで書いていたように、観察と多面的な背景から介入モデルを選択していきます。また、AMPSのlogitスコアも、介入モデル選択の指標になりますね。

    作業をするのか?代償手段を活用するのか?障害を負った新しい身体で技能を習得するのか?機能回復を目指すのか?教育形態をとるべきなのか?またどのモデルを組み合わせるのか?経験からのみそれを選択している自分がいました(経験から判断することにも意義はあると思いますが)。そこに疑問を感じ、また丁度AMPS講習会で概説を習ったことが勉強するようになった動機です。

    今回のOTIPMの講習は、喉から手が出るほど行きたかったのですが、日程がどうしても空けられずに断念しました。そのうち日本語版の書籍が発売されるかも知れませんが、現状では、洋書を読むか、講習会に参加した方からレクチャーを受ける方法が近道でしょうか・・・回答になっていましたでしょうか?

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  3. OTIPMは「オーティーアイピーエム」「オティプン」「オティプム」のどれでしょうか。

    和書や入門書があるとありがたいんですけどねぇ。
    現状では情報を得るのが難しそうですね。
    プログラム立案の参考になりそうなのになぁ。

    どうもありがとうございます。

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  4. 僕はオーティーアイピーエムと読んでいます。

    ぷーさん。もし宜しければ僕のブログに読者登録していただけませんか?そうすればfriend connect機能が使用できます。ぷーさんの個人情報やアカウントを伏せながらも、メールのやり取りができます。もう少し詳しいお話が出来ると思います。

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  5. 読み方は「オティプム」です。

    洋書しかないなら洋書を読めばいいと思います。

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  6. 匿名さん コメント及び御指導ありがとうございます。

    今、ゆっくりとではありますが、苦悩しながら読んでます。
    確かに洋書をちゃんと読めれば問題ないですよね・・・

    もっと勉強します^_^;。ありがとうございます。

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